発売直後のVIVEは頻繁にファームウェアとソフトウェアのアップデートが実施されている。ただしアップデートによっては逆に不安定になったり、利用不可能になるケースもあるので注意が必要である。
アップデート方法と通知案内
デバイスのファームウェアのアップデートが必要な場合、SteamVRを起動したのちにアイコンが以下のように「!」マークが表示される。これはデバイスのファームウェアが最新ではない状況と電池切れ等の際に通知される。
通知経由でなく手動でアップデートを行う事も可能だ。「デバイス」>「ファームウェアの更新」を選べばよい。
「アップデートがあります」リンクをクリックするとVRのアプリを終了するように促される。起動しているソフトがある場合は必ず終了しておこう。
コントローラーのアップデート
まずは比較的安全なコントローラーのアップデートから行う。コントローラーのアップデートにはUSBケーブルを介して行う。PCとコントローラーの接続は基本ファームウェアのアップデート時しか行わない
なるべく付属のUSBケーブルを利用しよう。またUSB3.1に接続するのは避けたほうがよい。できればUSB2.0が安全だ。
PCのUSB端子に接続するとランプが赤に変わってアップデートが自動で行われる
ヘッドセット、ベースステーションのアップデート
無事VIVEコントローラーアップデートが完了すると「その他のファームウェアを更新」ボタンを押す事で、他のデバイスのファームウェアアップデート一覧に移動する
最新でないデバイスには「アップデートがあります」案内が出ている。順番は特にきまってないが、ベースステーションは最後が良いだろう。
ヘッドセットのアップデートを実行すると自動で数種のデバイスのアップデートが実施される。ヘッドセットは元々PCへリンクボックスを介して接続されているため、特に接続方法を意識する事はない。
ベースステーション更新
ベースステーションの更新は2種類の方法がある。
ワイヤレス・・・Bluetoothを介してアップデートする
マニュアル・・・USBケーブルを介してアップデートする
どちらでもアップデート可能だが、ワイヤレスよりマニュアルの方が安全度は高いようだ。ワイヤレスの場合、通信に失敗するとエラーを吐く。エラーを吐いたのにも関わらず、ファームウェアの更新ステータスは済んでしまう。実際アップデートされているか怪しい。
この更新のあとにトラッキングが不安定になるケースが見られた。面倒でもベースステーションを取り外してマニュアル更新したほうが安全だろう。
追記:最新版ではワイヤレスアップデートのみに統一された模様。
リスクも伴うhtc VIVEのファームウェアの更新
ファームウェアの更新は不具合やバグ修正のために行われてるため、基本的に実施したほうがよいはずである。しかし発売直後という事もあって、ファームウェアを更新する事で逆に動作事態が不安定、または認識事態されないようなケースもある。
ヘッドセットが認識しなくなるケース
筆者の環境ではファームウェアを更新したことによって、それまで利用できてたヘッドセットディスプレイが認識しなくなってしまった。この問題を解決するまでお預けになってしまった状況だ。
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ベースステーションのスタンバイが正しく行われなくなるケース
ファームウェア更新でベースステーションのスタンバイ移行が正しく動作しなくなるケースもある。その場合はベースステーションのコンセントを抜き、電源を一旦切ろう。再度電源接続し、SteamVRを再起動させると上手く動作する場合がある。
現時点で問題がなければアップデートを保留しておくとう選択肢も
htc VIVE到着直後はとにかくVR体験したいというのが心情だと思う。セットアップ直後に特に動作に大きな問題なければ、数タイトルVRを体験し、落ち着いてからファームウェアの更新を行うのも良いだろう。