Windows MRはhtc VIVEやOculus Riftより低スペックのPCで動作する。新規にVR用のパソコンを用意しなくても、現在所有している機器にMRヘッドセットを購入するだけでVRを開始できる。本稿はWindowsMRに必要なスペックと自分のパソコンがMR機器に対応しているかチェックする方法のメモ
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Windows Mixed Reality(Windows MR)に必要なPCスペック
Windows MRに必要なスペックは以下のとおり。CPUやGPUのハードルは低い。
*Windows Mixed Realityの最小PCハードウェア互換性ガイドラインより
上記を満たしていれば概ね問題なく動作するが、後述するチェックソフトウェアを用いる事でMRヘッド機器が正しく動作するか購入前にチェックする事ができる。
1:チェックソフト「Windows Mixed Reality PC check」をインストール
Windowsストアからチェックソフトをダウンロードするために、デスクトップのメニューから「ストア」を起動する
ストアが立ち上がったら右上の検索窓に「Windows Mixed Reality」と入力して検索する
「Windows Mixed Reality PC Check」をクリック
ソフトページで「入手」を選択
2:Windows Mixed Reality PC checkを動作させて確認する
入手ボタンが「起動」に変わるのでクリックする
スペックチェックソフトが起動するので「I agree」を押す
グラフィックカード、ドライバ、CPU、メモリ容量、HDD/SSD空き容量、USBのバージョン、OSのバージョン、Bluetoothのチェックが行われる。
緑のチェックが付いてる項目はOK。上記を例にすると、ビデオカードのドライバとOSバージョンが「×」になっている。これはソフトウェア的な問題なのでNVIDIAから最新ドライバをインストールし、Windowsの更新を用いてOSを最新にアップデートすれば解決する。
必須ではないが満たしていれば快適に遊べるスペック
モーションコントローラー制御
ブルートゥースに関しては必須でないが、モーションコントローラーを利用するには必要になる。Bluetooth4.0を備えてない場合は外部アダプタを用意するしかない。ルームスケール対応ソフトを遊ぶ際は事実上必須だ。
備えてないデスクトップPCは上記のようなUSBアダプタタイプが安価に販売されているので追加することで利用できるようになる。
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グラフィックボード性能
CPUが「×」だと厳しいが、GPUが「×」の場合はグラフィックボードの更新で対応できる。
1万円台で買えるGPU
「Geforce GTX 960」,「Radeon RX 460」が90フレームの要件なので、現在流通しているGPUであれば「Geforce GTX 1050 TI」「Radeon RX 560」あたりでも一応動作する事になる。
2万円台で買えるGPU
ただし、SteamVR対応ソフトの必要スペックを踏まえると上記のGPU性能では心もとない。可能であれば「GTX1060 6GB」、「Radeon RX 570」程度を用意したほうが快適に遊べると思われる。VRはビデオメモリーの消費が結構大きいので4GBは欲しい。
3万円以上のGPU
予算に余裕があれば「GTX 1070」クラスを準備できれば、高画質・高内部解像度で遊べそうだ。更なるハイエンドも良いが、VRとしては廉価なWindows MR機器なので、ヘッドセットとGPUのバランスが悪くなるかもしれない。高品質なVRを求めるなら「htc VIVE」+「GTX1080」の方が体験としては上質になると思われる。
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