VRムービーが体験できる「Disney Movies VR」
「ディズニームービーVR」は これまでのVRコンテンツと違い、主に360度の全天球ムービーによるVR動画を楽しめる体験型VRソフトだ。残念ながらOculus Riftとの両対応のためルームスケールやVIVEリモコンには対応していない。しかしVR動画がどのような物か確認するには調度良いコンテンツになっている
スターウォーズ、ジャングルブック、マーブルタイトルの3つに別れており、ジャングルブックのリアルタイム型体験VR以外はムービーをダウンロードしてから再生する仕様になっている。結構な動画サイズなので事前にダウンロードしてから、まとめて体験したほうが良いだろう。またインタビュー動画やワールドプレミアムの様子の動画も多く占めているため、対象の映画に興味が薄ければスキップしてしまうのも有りだ。
ヘッドセットの視線方向によるコンテンツの操作は若干の慣れが必要だ。今回は各タイトルに興味がなくても楽しめるコンテンツのみ絞って紹介する。
ジャングルで大蛇に遭遇体験VR
「ディズニームービーVR」で唯一リアルタイムの3DによるVR体験ができる本コンテンツ。ジャングルブックカテゴリに配置されている。ダウンロードしなくても遊べるため直ぐ判別できるだろう。実行するとプレイヤーはジャングルの木々の上に配置される。
グラフィックのクオリティは流石に高い。リアルタイム3DCGグラフィックでありながら、木々の蔦や葉まで詳細に描かれている。尚、葉に関しては両面レンダリングをスキップし片面のみ描画にとどめている。アルファ負荷が高く、リリース用のVRにパフォーマンスチューニングした痕跡だろうか。
コンテンツ内容は遠くから巨大な大蛇がプレイヤーに接近し・・・。あとは自分の目で確かめてほしい。
スターウォーズのスピーダー・バイクの走行体験VR
スターウォーズのコンテンツでは最新作「フォースの覚醒」の関連VR動画が体験できる。本編のシーンと空間時間軸に実際にその場所に立てるといった具合だ。
この中でもスピーダーバイクによるレースシーンはVR動画というコンテンツを理解するのに丁度良いタイトルになっている。1分弱という短い動画だが、スピーダーバイクから360度全天球の視界が有効化されたムービーになっている。
動画だが、起伏にあわせて浮遊感のようなものも感じる事ができる。リアルタイムCGと比較すると解像度の粗さは目につくが、VR映画の可能性を垣間見えるコンテンツになっている。
高品質なプリレンダムービーを確認できるVR
ジャングルブックの方にもVR用に専用で作成されたムービーコンテンツが配信されている。こちらはスピードレーサーと違い、固定の部屋のコンテンツになっている。プリレンダで高品質にレンダリングされた映像なので空気感や微妙な陰影までハイクオリティで描写されている。
実際目の前にいるような巨大な動物の迫力は半端なく、思わず身構えそうになる。解像度は荒いが、時間進行が固定された体験型のVRであればプリレンダムービーによる再生型ソフトでも問題ない事が分かる。ジェットコースター系であれば、プリレンダVRムービーで十分なのかもしれない。
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